モデルキャスティング&モデル撮影 夫人衣料メーカー:No21

50代以上の女性をタイ―ゲットにした、衣料メーカー様から、モデルを起用した撮影のご依頼をいただきました。今回の撮影で2回目です。以前は、他社でモデルを起用した撮影を継続して行っており、パンフレットを作成していたそうです。私たちに、ご相談をいただいたきっかけは、「何となく、しっくりこない。」「費用の割には、仕上がりに、満足がいかない!」といものでした。

以前に撮影した、写真とパンフレットを拝見させていただきました。写真も、パンフレットも素晴らしいできでした。ですが、おっしゃる通り、しっくりときませんでした。モデルは、日本人のモデルで、20代後半の綺麗なモデルを起用していました。おそらく、これに、問題があるのではと思いました。この、メーカーのターゲット層は、50代以上の女性です。いくら、綺麗なモデルでも、ターゲット層や取扱店に共感を持ってもらえなと、意味がありません。とは言っても、中高年の日本人モデルは、ファッションに出演できるほどの、クオリティーのモデルは少ないのです。いたとしても、出演料がとても高く、一般的な企業では、コストがかかりすぎます。また、中高年の女性タレントさんの起用となるとそれ以上です。そこで、私たちは、外国人モデルの起用を提案しました。30代前半から40代前半の、女性モデルです。

日本人モデルを起用した場合、そのモデルのイメージが、ダイレクトに伝わりやすく、ターゲット層に受け入れられなければ、良い結果が得られません。外国人モデルの場合、大きく外れていなければ、その辺りがぼやけ、綺麗、格好良いというイメージが伝わり、また、モデルということもあり、商品(衣装)の特性や印象を引き立たせます。しっかりと、ターゲットが決まっている場合は、そのターゲットにあった日本人モデルを起用すると効果はありますが、幅広い層やターゲットに見合った日本人モデルがいない場合は、外国人モデルの起用を勧めています。

今回も、モデルのキャスティングから開始しました。外国人モデルを扱う、モデル事務所に協力をいただき、15名程度の30代から40代の女性モデルの資料をいただきました。クライアント様と検討し、1名のモデルを決めました。モデルが決定すると、スケジュールを調整します。カメラマン、スタジオ、ヘアメイク、モデルのスケジュールを調整し、撮影日を決定しました。

撮影までに、クライアント様と、打ち合わせを行います。主に、撮影のイメージやメイク、髪型などの打ち合わせを行いました。クライアントのご担当者は、デザイナーさんです。撮影イメージやご希望のメイク、髪型をご指示いただき、この内容を、撮影に関わるスタッフに伝え、事前準備を整えました。

撮影当日です。打ち合わせ通り、撮影を進めて行きます。撮影チームは何時も、一緒に取り組んでいます。問題なく、撮影は進んでいきます。モデルも、自身の役どころを理解しているため、適したポージングで取り組んでくれます。撮影中は、担当のデザイナーさんが、衣装ごとに、確認し撮影を進めます。テンポの速い撮影です。撮影終了後、念のため、撮り忘れがないか、確認をしていただきます。すべて、OK !です。各、衣装ごとに、パンフレットに使用する写真をピックアップしていただきます。ご要望通り修正をし、納品をいたしました。クライアント様に、ご満足いただけた撮影でした。